私のサークルでは感染対策の一環として、Squareという電子マネー決済を導入しています。クレジットカードのタッチ決済のほか、Suicaなどの交通系電子マネーも扱えるSquareはとても便利ですが、同人誌ならでは悩みがあります。それはリアルの身バレ対策!
私がSquareを導入した2021年当初は、電子レシートに連絡先を印字することは任意でした。しかし2022年では規約が変わり、店舗情報に登録してある電話番号は強制表示に変更されました。電子レシートを発行しなければよいのですが、スマホでのクレジットカード決済(Apple Payなど)だと強制的に電子レシートは発行されてしまうんです。つまりサークル専用の電話番号と回線を用意するしか、回避方法はありません。
さりとてお金のかかること。できるだけ出費は抑えたい。現在もっとも安価に携帯電話回線を維持するなら、中古SIMフリー端末とauのpovo 2.0を組み合わせるのがよいかなと思っています。
中古SIMフリー端末を用意する
格安SIMを使うには、SIMフリー端末が必要です。中古で安いものを見繕います。私は昔使っていたAndroidスマホを再利用しています。
初心者は必ず、社会的信用力の高そうな、著名なお店で買ってください。店舗独自の保証がついていると安心です。フリマアプリなどの個人間取引で端末を買うのは危険です。赤ロムだったり、アクティベーションロックがかかっていたり、そもそも偽物・盗品だったりします。
中古のiPhone(8以降)が狙い目と思います。Square端末は6・7も対象機種ですが、iOSは定期的に足切りラインが定められます。ギリギリの動作環境で買ってしまうと、将来のアップデートに対応できなくなります。ちなみにiPhoneのナンバリングは9が飛んで、8の次はローマ数字X(10)です。11で再びアラビア数字に戻ります。
Androidをおすすめしないのは、古い端末だとメーカーにも情報がなくて、トラブルになったときに誰も助けてくれないからです。Apple製品なら古い端末でもヘルプが充実しているので、なんとかなることが多いです。
1円キャンペーンなどで買えるiPhoneはおおむねキャリア・プランに縛りがあり、ほぼ格安SIMでは使えません。キャンペーン内容はよく確認してください。期間を過ぎたら端末を返却する義務がつけられていることもあります。
楽天経済圏に入っている方なら、楽天モバイルのiPhoneキャンペーンは悪くないです。中古でもiPhoneはそこそこのお値段がしますので、ポイントバックを加味すれば、中古端末+povoよりちょっと高いくらいの費用で運用できると思われます。3年目以降は再考の余地があるでしょうが、プラン変更ができるかどうかはわかりません。
povo2.0でSIMカードを新規契約する
SIMフリー端末が用意できたら、Wi-Fi設定をしてpovoアプリをインストールします。サークル専用の電話番号が必要なので、サブ回線契約ではなく、新規契約を選択します。SIMが届く頃に、電話番号も発行されます。アプリのプロフィールからいつでも確認できます。
プランはベーシック。オプションはなにもつけません。基本無料で運用できますが、半年に一度は何かしらの購入履歴がないと、契約解除されるケースがあるようです。
イベントのある日か週に「データ使い放題(24時間)¥330」か「データ1GB追加(7日間)¥390」をトッピングすれば、無理なく維持していけるでしょう。
SIMカードを交換する
SIMカードトレーの場所は機種によって違いますが、開け閉めの挙動は同一です。SIMピンが刺さる穴が必ずどこかにありますので、見つけてください。
最初は怖いですが、かなり強めにグッと押します。トレーが出てきたら、慎重にSIMカードを載せます。角を切り落としている部分を意識してください。
機種により、裏表があります。すんなり入らなかったら、SIMカードを裏返してみてください。
Squareアカウントの電話番号を変更する
電話番号の動作確認を終えたら、Squareアカウントの店舗情報を更新します。[アカウントと設定→店舗情報]から行います。